私の二つの顔
いつもの「日本蕎麦街道」のブログとは違う、少し真面目な話をさせてください。
実は私、そば職人の他にもう一つの顔を持っています。
昔、とある通信会社で働いていました。見えない電波や光を扱い、日本中の電話と電話をつなぐ、いわゆる**「電話屋」**です。
先日、その電話屋の知識が役立つ出来事がありました。
巧妙な手口の詐欺電話がかかってきたのです。普通の人ならただ腹を立てるだけでしょうが、私はこの通信を記録する必要があると感じ、すべて録音しました。
この行為は「憲法21条の通信の秘密」に反しないのか。
電話屋としての知識は、それが「窃用」にあたらないことを教えてくれました。自己防衛と社会への警告という正当な理由があるからです。
そばを打つことと、電話のインフラを構築すること。一見、関係ないように思えますが、どちらの仕事も、目に見えない部分へのこだわりが命です。
そば粉の配合、水の温度、そして電話のプロトコル、すべてが完璧でなければ、本当の安心は提供できません。
この二つの顔を持つ私が、憲法という基本的なルールを理解し、見えない通信の裏側にある真実を伝えることで、皆さんの安全を守る一助となれば幸いです。